インド競馬におけるウインレジェンドの立ち位置を探るべく各種牡馬の1着2着回数を数えてみました。インドはだいたい5~10月期と2歳戦の始まる11~4月期に分かれるようなのですが今回の集計は2015年5月~2016年1月分です。競馬場はバンガロール、マイソール、ムンバイ、プネー、ハイデラバード、カルカッタ、デリーでのレース分で計1951レース分です。この期間にチェンナイとウーティでもレースは開催されているのですが集計がやや困難で省いています。
- BURDEN OF PROOF(IRE) 1着93回、2着85回 (1992生 父FAIRY KING)
- PHOENIX TOWER(USA) 1着91回、2着68回 (2006生 父CHESTER HOUSE)
- NOVERRE(USA) 1着77回、2着84回 (1998生 父RAHY)
- MULTIDIMENSIONAL(IRE) 1着74回、2着60回 (2003生 父DANEHILL)
- ARAZAN(IRE) 1着68回、2着52回 (2006生 父ANABAA)
- ACE(IRE) 1着47回、2着58回 (2001生 父DANEHILL)
- WIN LEGEND(JPN) 1着43回、2着22回 (2003生 父SUNDAY SILENCE)
- GLORY OF DANCER(GB) 1着41回、2着57回 (1993生 父SHAREEF DANCER)
- REBUTTAL(USA) 1着41回、2着50回 (2002生 父MR GREELEY)
- MULL OF KINTYRE(USA)1着38回、2着47回 (1997生 父DANZIG)
- OATH(IRE) 1着38回、2着47回 (1996生 父FAIRY KING)
- CHEVALIER(IRE) 1着35回、2着36回 (2000生 父DANEHILL)
- GASWAR(GB) 1着35回、2着22回 (1991生 父SHADEED)
- PLACERVILLE(USA) 1着34回、2着19回 (1990生 父MR. PROSPECTOR)
- SEDGEFIELD(USA) 1着33回、2着24回 (2004生 父SMART STRIKE)
- KINGDA KA(AUS) 1着32回、2着39回 (2004生 父FLYING SPUR)
- ARABIAN GULF(GB) 1着32回、2着30回 (2004生 父SADLERS WELLS)
- VARENAR(FR) 1着32回、2着16回 (2006生 父ROCK OF GIBRALTAR)
- CHINA VISIT(USA) 1着29回、2着32回 (1997生 父RED RANSOM)
- MR MELLON(USA) 1着27回、2着20回 (1999生 父RED RANSOM)
ということで期間内だとウインレジェンドは勝利数で7位!
1着数に比べ2着数がかなり少ないのは「勝負強い」「世代数が少ない(今で3世代目かな)」あたりが理由なのでしょうか。今後世代数を重ねていくとリーディングも夢ではないと思われます。
日本では厳しかったOATHも健闘しています。父が同じBURDEN OF PROOFがめっちゃ強い(勝利数1位。期間内に重賞12勝!)ので日本よりは向いていたのでしょうか。
ちなみに以前のインドでの種牡馬ランキングだと「Racing & Breeding」にデータがあります。ウインレジェンドがファーストシーズンの時のデータのようです。
おまけです。データ収集困難なチェンナイのうち判明している2015/10/30~2016/1/29の135レースのデータで見ると1位は他地区では殆ど見かけないALWAYS A RAINBOW(CAN)で1着15回、2着18回重賞3勝(うちGr.1を2勝)とぶっちぎってます。