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Grande Premio Adayr Eyras de Araujo(G3)を振り返る

本日は4/16にブラジル・ガベア競馬場で行われたGrande Premio Adayr Eyras de Araujo(G3)を振り返ります。

まずこの重賞の立ち位置を把握します。このレースは芝1500mの2歳牝馬戦(ブラジルでは7月に馬齢が加算される)です。ブラジルはサンパウロのシダーデジャルディン競馬場とリオデジャネイロのガベア競馬場が主たる競馬場で、それぞれに2歳路線・3歳三冠(四冠)路線がほぼ牡馬牝馬分かれて設けられています。リオの2歳路線は6月に行われる牡馬牝馬混合戦のGrande Premio Jockey Club Brasileiro(G1)が頂点であり、今回のレースはその前哨戦の1つで、先日のGrande Premio Luiz Fernando Cirne Lima(G3)の再戦でもあります。

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1400mで行われたGP Luiz Fernando Cirne Lima(G3)では圧倒的人気であったアグネスゴールド産駒のSILENCE IS GOLDは逃げ粘れずTANTINYに差されてしまった為、人気は逆転。今回はTANTINYが単勝2倍を切る一番人気でSILENCE IS GOLDが二番人気、他の3頭は別路線組です。

レース自体は今回もスピードの違いでSILENCE IS GOLDが逃げる展開。違ったのは直線で、前回のような余裕をかますこともなくきっちりと走り切り2着に5 3/4馬身をつけて圧勝しました。勝ち時計は1:29.89。前日4/15には2歳牡馬戦のGrande Premio Jose Paulino Nogueira(G3)が同距離で行われ、こちらの勝ち時計は1:31.06。油断はできませんが現在のところSILENCE IS GOLDが2歳チャンピオンの最有力と言えるのではないでしょうか。今後がますます楽しみです。

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