1/21インド・ムンバイ競馬場で行われたPoonawalla Million (G3)をウインレジェンド産駒のStar Inspirationが制しました。
レース自体は好スタートを決めたStar Inspirationが快調に逃げ、直線では後続を逆に突き放し7馬身差の圧勝でした。
インドにおけるPoonawalla Million (G3、1200m)の立ち位置を日本に当てはめると小倉2歳Sあたりになるかと思われます。インド競馬の競走体系では日本より半年くらい時期が遅れて世代戦が施行されています。新馬戦が2歳の11月あたりでスタートしているのでPoonawalla Millionは早い時期での世代戦に該当します。
Star Inspirationの今後を予想するとともにインドの競走体系を整理してみると次に目標となるのは2月下旬に行われるPoonewalla Breeders' Multi Million (G1、1400m)になります。日本で該当するレースはちょっと無い感じですが函館2歳と小倉2歳と新潟2歳あたり上位馬が10月に東京競馬場でぶつかるイメージです。
朝日杯フューチュリティSに近いのは6月に行われるColts Championship Stakes (G1、1600m)、ホープフルSに近いのは7月に行われるDerby Bangalore (G1、2000m)となります。この2レースは中2週であり、Derby Bangaloreがインドで2番目に高額の権威あるレースであることからColts Championship Stakesは前哨戦としての色合いが濃いレースとなります。そしてクラシック戦線は秋から各競馬場で始まりますがそれはまた後日。
と先のことを色々と書きましたが、王道路線で活躍できるかは未知数。ただ期待したいのはStar Inspirationが牡馬であること。ウインレジェンドの産駒はインドでたくさん重賞を制していますが牝馬ばっかりで確か牡馬では初だったはず。後継を残して欲しいという思いもあってより一層の活躍を期待しています。
